『Team Fortress 2』の大型アップデート、「The Hatless Update」がリリースされました(2011-04-14)。
Team Fortress 2, Counter-Strike: Source, Day of Defeat: Source and Half-Life 2: Deathmatch Updates Released
Team Fortress 2, Counter-Strike: Source, Day of Defeat: Source, Half-Life 2: Deathmatch に対するアップデートがリリースされました。
アップデートはあなたの Steam クライアントが再起動されると自動的に適用されます。
主な変更点は以下の通りです。
Source Engine Changes (CS:S, DoD:S, TF2, HL2:DM)
- client/server streams 内での パケットインジェクション exploit を修正した
- UDP ロギング exploit を修正した
- 新しい server convar “sv_logsecret” を追加した
Team Fortress 2
- 新マップ Koth_Badlands を追加
- CP_Wellをアップデート
- セカンド Cap による Spawn ルームが一方向ドアになった
- Trainingをアップデート
- Demoman、Engineer、Spy に 新しい 3 つのトレーニングコースを追加した
- 全てのトレーニングを完了した場合用の「Ready for Duty」実績を追加した
- Steam アカウントと dedicated servers を関連づける新システムを追加した
- Team Fortress 2 クライアントコンソールにて”cl_gameserver_create_identity”コマンドを使用し、現在ログインしている Steam アカウントを使ってサーバーアカウントを作る。これにより”tf_server_identity_account_id” と “tf_server_identity_token”用の値が生成される。
- server.cfg に”tf_server_identity_account_id” と “tf_server_identity_token”の値を書き込む
- Team Fortress 2 クライアントコンソールにて”cl_gameserver_list”を使用することで、現在ログインしているSteam アカウントによって作られた自分のゲームサーバーアカウントを一覧表示する事が出来る
- プレーヤーをコーチする新システムを追加
- 新しい vote システムを追加
- vote システムを管理するための convar を追加
- allow_votes : 投票を許可するか?
- vote_failure_timer: 再投票出来ないようにする時間を決める
- vote_allow_specators : spectators も投票に参加出来るようにするか?
- vote_issue_changelevel_allowed: マップの変更に投票できるか?
- vote_issue_kick_allowed : サーバーからプレーヤーをキックさせるための投票ができるか?
- vote_issue_nextlevel_allowed : 次のマップをセットするための投票をできるか?
- vote_issue_nextlevel_allowextend : 現在のマップを延長するための投票をできるか?
- vote_issue_restart_game_allowed : ゲームをリスタートするための投票をできるか?
- vote_issue_scramble_teams_allowed : チームをシャッフルするための投票をできるか?
現在いるプレーヤーがマップのリストで最もプレー時間が少ないマップから選ぶかどうか - vote_kick_ban_duration : サーバーから kick する時間を何分にするか
- パフォーマンスを改善するためのダイナミックモデルローディング
- Combat Text を変更
- 毎秒単位で行なわれた回復の総量を表示するための”hud_combattext_healing” convar を追加
- Combat Text を使用する表示されたアイテムにボーナスポイントが追加
- 値の開始位置は、ターゲットに対する距離に影響し、次にターゲットする時により数値を見やすくなる。
- 音質向上のために Steam voice codec を使用するようにした
- Server は”sv_use_steam_voice”で新旧のコーデックを切り替えることが出来る。デフォルトは 1。
- DirectX8 で動作している時にポイントされた帽子が正しい色で表示されないのを修正した
- カスタムネームや説明文で「|」が表示されないのを修正した
- カスタムスプレーが正しくインポートされない事があるのを修正した
- Duel 変更
- duel ダイアログはデフォルトの duel に加えてクラスに特化した duel を含むよう拡張された
- duel バッジはプレーヤーの勝利数のみ表示するようにした
- Payload マップにオフライン練習を追加した
- Katana の taunk kill が honorbound kill にカウントされないのを修正した
- Katan を使うプレーヤーをKatana で倒すと crit チャンスが増加してしまうバグを修正した
- noisemaker を鳴らし続けることが出来る exploit を修正した
- Medic のオーバーヒールエフェクトをより目立つよう改善した
- func_build エンティティがチームの値を重視したり、エリア内のチームに関連する建物を防意でしまうのを修正した
- Item 変更
- Bot 変更
- Spy TFBot を追加。Spy bot は cloaking、diguising、sapping、backstabbing で戦いに参加するようになった。
- TFBot が Payload の基本を理解し、オフェンスではカートをプッシュ、ディフェンスではカートを止めようとするようになった。
- pl_goldrush, pl_badwater, pl_upward, pl_thundermountain, pl_hoodoo_final にナビゲーションメッシュを追加。
- 変装、透明状態の敵 Spy に対する TFBot のリアクションを改善した
- Demoman bot の sticky bomb トラップ設置に対する挙動を改善した
- Demoman bot は安全な場所に移動したり、敵のセントリーガンを破壊するために stickyboms をロブで撃つようになった
- Soldier bot は近~中距離で Rocket Launcher の弾が無くなった後に Shotgun に切り替えるようになった
- TFBot は Sapper を付けられたり運ばれたセントリーガンに隠れないようになった
- Engineer bot はシナリオが変化するに従って Sentry Gun を動かすのがより良くなるようになった
- Sniper bot が Capture Point と Payload マップで良いスナイピングポイントを探すようアルゴリズムを改善した
- Sniper bot は敵が理想的なポイントに移動しようとしてる間、ターゲットに対しチャンスを狙うショットを打つようになった
- Sniper bot が spawn room の周りに何もせず経っていることがあるバグを修正した
- TFBot がセントリーガンを攻撃するために安全で優位な場所を探す能力を改善した
- TFBot は利用出来ないテレポーターエントランスを使おうとしなくなった
- ‘tf_bot_melee_only’ Cvar を追加した。1 にセットすると、TFBot は近接武器のみを使用するようになる。
アップデートの名称に含まれている通り、今回はお家芸となった帽子アイテムの追加がありません。今回の目玉はいろいろとありますが、やはり気になるのはサーバーと管理者の Steamid を紐づけることが出来る機能でしょう。
今後、この機能を使って自分の Steam Community プロフィールページに運営サーバーの一覧を出したり、サーバーの管理者に収益が入る寄付アイテムの販売等の仕組みが登場するのではないかと個人的に予想しています。
情報元
Amputatorにしちゃったばっかりです・・・
このコーチングシステムってなんだ?